<主な学術論文>
居住者の避難行動場所選択に関する研究 (日本都市計画学会学術研究発表会論文集15号,1980) |
市民への広域避難に関するアンケート調査を踏まえて,避難路や避難地のもつべき条件を明らかにしている。(p259-p264) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (室崎益輝,山田剛司) |
ニュータウンにおける地域コミュニティと防災・防犯意識形成に関する調査研究 (日本都市計画学会学術研究発表会論文集17号,1982) |
京阪神の代表的なニュータウンについて,居住者の防犯および防災意識を,そのコミュニティの実態と関連づけて分析した。(p535-p540) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (室崎益輝,大西一嘉,百田克彦,松田浩三) |
京都市における沿道不燃化の形成動向に関する研究 (日本都市計画学会学術研究発表会論文集19号,1984) |
京都市の主要街路における沿道不燃化の実態を調査し,その不燃化を促進する要因を明らかにして,今後の不燃化促進の対策の方向を示した。(p367-p372) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (室崎益輝,大西一嘉) |
階段室における2群衆の交流に関する実験的研究 (日本建築学会計画系論文報告集358号,1985) |
実験的研究により,階段室において,垂直の流れと水平の流れが合流する時野,混合比率に関する法則性を明らかにした。(p37-p42 ) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (北後明彦,久保幸資,室崎益輝) |
昭和9年函館大火の復興計画に関する研究 (日本都市計画学会学術研究論文集23号,1988) |
昭和9年の函館大火の記録を収集し分析することにより,その復興過程のプロセスと理念を具体的に明らかにした。(p475-p480) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (室崎益輝,坂口美加,大西一嘉) |
災害時の住宅復旧過程に関する研究 (日本都市計画学会都市計画論文集24号,1989) |
日本の大規模災害における,避難所の開設から応急住宅の供給,さらには災害住宅の建設に至るまでの住宅復旧過程を考察し,住宅再建に関わるニーズを明らかにした。(p91-p96) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (室崎益輝,大西一嘉) |
水害時の住民対応行動に関する研究 (日本都市計画学会都市計画論文集26号,1991) |
平成2年の台風19号時の兵庫県北部の住民の避難を中心とした対応行動をアンケート調査し,避難所などのしせつが具備すべき要件を明らかにした。(p193-p198) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (室崎益輝,大西一嘉) |
応急仮設住宅の供給実態に関する研究 (日本都市計画学会都市計画論文集29号,1994) |
雲仙および奥尻における仮設住宅の実態を明らかにするとともに,仮設住宅地計画の課題を,具体的に明らかにした。(p649-p654) |
避難経路の想起に影響を与える空間的特徴に関する研究 (日本建築学会計画系論文集476号,1995) |
新宿センタービルの地下商店街で視界制約下における経路探索行動実験の結果を分析し,経路の想起に影響を与える空間的特徴を抽出した。(p649-p654) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (林 広明,室崎益輝,西垣太郎) |
中国における防火設計と法規制に関する設計者の意識調査 (日本建築学会計画系論文集482号,1996) |
中国の上海と天津の建築設計技術者を対象とした防火設計法に関する意識の実態と問題点を明らかにした。(p105-p113) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (室崎益輝,張 頃) |
阪神・淡路大震災における住宅取得過程とその支援方策に関する研究 (日本都市計画学会都市計画論文集31号,1996) |
阪神・淡路大震災における住宅再建の過程を被災者にたいするアンケートにより明らかにし,その再建過程のあり方を提示した。(p799-804) |
阪神・淡路大震災における地震出火の出火構造に関する研究 (日本都市計画学会都市計画論文集31号,1996) |
阪神・淡路大震災における出火状況を現地ヒアリングで明らかにするとともに,出火原因と出火構造を明らかにした。(p847-p852) 担当部分;研究全般にわたり共同して担当 (室崎益輝,岩見達也) |
建物内T字路における避難経路選択に床面輝度及び通路幅員が与える影響 (日本建築学会計画系論文集498号,1997) |
T字路の実大避難実験において避難幅員のほか床面輝度を変化させ,幅員と輝度の複合作用が及ぼす経路選択特性を解明した。(p847-p852) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (林 広明,室崎益輝,西垣太郎) |
散水方式による伝統木造住宅の延焼防止に関する実験的研究 (日本火災学会論文集47巻1-2号,1997) |
町家を想定した伝統的木造住宅の延焼防止性能の向上をはかる散水設備の効果を実大実験により確かめた。(p21-p32) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (堀内三郎,室崎益輝,十倉毅,吉田正友,岡村義徳) |
病院の患者受入れ能力に関する推定モデルの検討 (日本建築学会計画系論文集509号,1998) |
阪神・淡路大震災における病院の応急対応の実態調査をもとに,病院の資源と受け入れ能力との関連性を明らかにして,災害時の受け入れ能力の推定モデルを開発した。(p157-p162 ) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (今泉恭一,室崎益輝,佐藤博臣) |
防火対策の設置と信頼度が避難安全性と防火コストに与える影響 (日本建築学会計画系論文集516号,1999) |
防火対策の設置にかかるコストを積算資料等より明らかにし,対策を講じた場合の安全性とそれに要するコストを比較して、対策の有効性を検討する方法を示した。(p1-p7) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (中野美奈,室崎益輝,油野健志,湯谷孝夫) |
防犯環境設計に関する研究 (日本都市計画学会都市計画論文集34号,1999) |
神戸市内のニユータウンを対象にして,いたずらその他の犯罪の発生地点の空間的特徴を分析し、環境設計による犯罪防止の可能性を探った。(p781-p786) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (室崎益輝,野田大介) |
ストレスを加えた防災訓練時の生理的指標と心理的指標の関係 (日本建築学会計画系論文集535号,2000) |
広島の防災センターの避難訓練において,被験者の心理的な不安感が、自律神経の測定によって,説明できることを明らかにした。(p1-p5 ) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (久保田勝明,室崎益輝) |
1985年兵庫県南部地震における出火機構の分析 (日本建築学会計画系論文集548号,2001) |
阪神・淡路大震災時の火災の出火状況を現地調査によって克明に解明し,地震時の出火のメカニズムを明きらかにした。(p1-p8) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (村田明子,北後明彦,室崎益輝) |
戦後の大火にみる復興都市計画に関する研究 (日本建築学会計画系論文集553号,2001) |
わが国の戦後の大火について,その復興過程を都市計画事業制度との関わりで分析をし,大火後の復興計画の指針を導き出した。(p217-p224) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (室崎益輝,越山健治) |
Study on Essential Requirement for NGOs to support victims in Earthquake Disaster (第13回世界地震工学会議,2004) |
地震時におけるボランティアなどの支援組織の果たす役割を世界の主要な地震のケーススタティを通して具体的に明らかにした。(CD-ROM No1315) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (室崎益輝,青田良介) |
支援者からみた災害復興公営住宅におけるコミュニティの現状と課題 (第12回都市住宅学会研究発表論文集,2004) |
阪神・淡路大震災後の復興住宅においては、ボランティアや生活援助員さらには民生員などによる被災者や高齢者の新体制のこうちくがはかられたが、その支援体制とコミュニティの関連を分析し、そのあり方を論じた。(p53-p58) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (越山健治,室崎益輝,小林郁雄) |
災害公営住宅団地が有する居住コミュニティ特性に関する研究 (地域安全学会論文集6号,2004) |
阪神・淡路大震災後の復興住宅団地のコミュニティの類型化とその特質を分析した。(p233-p240) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (越山健治,室崎益輝,小林郁雄,立木茂雄) |
平常時火災における消火栓の放水能力に関する研究 (日本火災学会論文集55巻2号,2005) |
神戸市で消火栓を用いて放水実験を行い、管路や管網の携帯によってえられる放水圧などの能力を明らかにした。(p25-p34) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (難波義郎,室崎益輝,北後明彦) |
消火栓の使用状況に基づく兵庫県南部地震直後の配水管網解析 (日本火災学会論文集55巻2号,2005) |
兵庫県南部地震時における水道管の破損状況と放水圧の実態を分析し、震災時における消火栓の利用可能性を検討した。(p35-p46) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (難波義郎,室崎益輝,北後明彦) |
阪神・淡路大震災以降の商業復興と大規模小売店舗の進出状況に関する研究 (都市計画論文集40-3号,2005) |
阪神・淡路大震災後の長田区などの商店街の復興状況を大規模店舗の進出状況との関わりで明らかにした。(p721-p726) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (紅谷昇平,室崎益輝,北後明彦) |
水害による地場産業の復旧・復興施策についての基礎的考察 (地域安全学会論文集16号,2005) |
福井豪雨や豊岡水害における地場産業の復興状況を明らかにし、産業復興推進方策について指針示した。(p411-p416) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (紅谷昇平,室崎益輝,北後明彦) |
阪神・淡路大震災からみた住宅再建のあり方 (都市住宅学会都市住宅53号,2006) |
阪神・淡路大震災の住宅再建を地域別に検討し、住宅再建支援の方策のあり方を具体的に示した。(p86-p97) 担当部分:研究全般にわたり共同して担当 (樋口大介,室崎益輝,北後明彦) |