<著書の概要>
環境と防災 (文新社,1977) |
主要な災害である地震,水害,火災のそれぞれについて,災害の機構および対策を明らかにした。(364頁) 担当部分:第4章 燃える火と災害(p201-p314) 及び第5章第1節 防災科学のあり方 (p317-p344) (藤井陽一郎,風間輝雄,室崎益輝) |
地域防火研究に関する基礎的研究(博士論文) (京都大学,1979) |
地域計画と防火対策の境界領域としての地域計画の概念及び性格を明らかにするとともに,都市及び農村地域に関わる火災を中心とした災害構造の解明を図った。(367頁) |
地域計画と防火 (ケイ草書房,1981) |
都市及び農村について,その災害構造の解析,危険度の評価,対策システムの提案を,京阪神の諸都市や近畿圏の農村を対処に,論述した。(306頁) |
危険都市の証言 (関西市民書房,1981) |
大阪市を対象にとして都市の危険性を,千日デパート火災,天六ガス爆発事故のケーススタディを通して,具体的に明らかにした。また,安全都市の条件についても明らかにしている。(307頁) 担当部分:第4章 都市の災害構造(p228-p267) 及び第5章 安全への20の提言(p269-p289) (室崎益輝,高田昇,新坂理一郎,水野弘之,山岸摩耶) |
ビル火災 (大月書店,1982) |
ビル火災の歴史とビル火災の構造を述べるとともに,ビル火災対策のあり方に言及している。千日デパート火災,大洋デパート火災,ホテルニュージャパン火災などの事例を解析し,教訓を引き出している。(217頁) |
建築防災・安全 (鹿島出版会,1989) |
建築に関わる災害,火災から風水害,地震災害,日常災害などの建築計画的な対策論を,その現象の分析と事例の紹介を通して明らかにしている。(192頁) |
新版建築防火 (朝倉書店,1990) |
建築における火災の構造と対策のあり方を総合的に開設するとともに,都市火災の構造と対策についても触れている。(237頁) 担当部分:第5章 避難の性状と計画(p93-p133) 及び第8章 建築防火設計(p152-p177) (保野健治郎,室崎益輝ほか7名) |
提言/防災と危機管理 (三省堂企画,1996) |
阪神・淡路大震災の被害の特徴を整理するとともに,そこから得られた教訓を踏まえて,防災都市づくりや危機管理対策など行政の防災対策のあり方について,詳しく論述している。(411頁) 担当部分:第1編第2章 住宅と都市基盤の崩壊(p13-p19) 及び第2編第3章 防災都市づくりの課題と方向(p87-p93) (石割馨,室崎益輝,鐘ケ江管一,長尾一郎,船木治雄) |
苦闘の被災生活 (神戸新聞総合出版センター,1997) |
阪神・淡路大震災後の被災生活の実態と問題点を明らかにするとともに、被災者の支援に立ち向かったボランティア活動の実態と教訓を明らかにしている。(318頁) 担当部分:仮設住宅の建設と生活上の問題点(p115-p129) (田結庄良昭,室崎益輝ほか24名) |
大震災以後 (岩波書店,1998) |
阪神・淡路大震災に関わる科学技術的な問題を,地震学,地質学,建築学,土木工学など様々な分野から学際的に解き明かし,被災の原因と対策のあり方を展望している。(356頁) 担当部分:第1章 大震災は何であったのか(p3-p18)及び第2章第4節 阪神・淡路大震災から何を学ぶのか(p74-p85) (室崎益輝,藤田和夫ほか21名) |
公共空間としての都市 (岩波書店,2005) |
安全安心の概念と防災まちづくりの概念の整理をはかるとともに、それをふまえての防災都市計画の構図を提示した。(246頁) 担当部分:第6章 安全安心のまちづくり(p147-p173) (室崎益輝,西村幸夫ほか6名) |
防災対策と危機管理 (ぎょうせい,2005) |
阪神・淡路大震災の経験を踏まえ、地域防災計画のあり方を再検討し、危機管理的視点からの新しい防災対策のあり方を提示した。(213頁) 担当部分:第3章 地域防災のあり方と着眼点(p99-p143) (室崎益輝,河田恵昭ほか2名) |
路地からのまちづくり (学芸出版社,2006) |
防災における路地の役割と文化的特質を実態に即して明らかにするとともに、被害軽減のための路地の環境設計のあり方を示した。(269頁) 担当部分:第3部第2章 路地の本質的防災論(p216-p228) (室崎益輝,西村幸夫ほか21名) |
災害時のヘルスプロモーション (荘道社,2007) |
減災という新しい防災の概念とそれを踏まえた災害時の看護や救援のあり方とそれに必要な情報提供のあり方について解説した。(145頁) 担当部分:序章 減災とヘルスプロモーション(p1-p4),第1章3節 被災者支援からみた災害情報のあり方(p18-p22) |